ネイティブに学ぶお産の醍醐味
徳島の旅から、帰って参りました。
3泊4日の旅とは思えないほど、内容ぎっしり。素敵な旅でした。
とにもかくにも、まずは、とても強烈に印象に残った目から鱗話しを。

彼女の名は、通称ジャスミン。
坊主頭に、なんの違和感も感じさせない、ネイティブや、アボリジニを彷彿とさせる女性。れっきとした日本人です。
その腕に抱かれるのは、生後3週間の麻姫(あさひ)ちゃん。
この母子には、最初から最後まで、現代人が忘れてしまった、人間が生き物でありつつ、スピリチュアルな存在である事を、教えてもらいました。
楽音楽日の万里子さんから、彼女が自宅出産をして、生後4日で、2泊3日の野外イベントに来ていた。と、いう話を聴きました。
「ジャスミンは最初、海で産もうかなぁ。なんて言うんじょ。もう、お産をなめたらいかん!って、それは止めたんよ。」
その時点で、どこまてナチュラルな…。今までのお産の概念をブッチギリ。と、思っていたのだけれど・・・
旅の初日、88番札所大窪寺近くの、実りの楽園「四季」でインド舞踊のライブがあり、そこに、彼女たち(ジャスミン、麻姫、ジャスミンのたかし)も来ていました。

一晩、大勢で泊まり、翌朝外を見ると、一面の銀世界。車走れず。
チェーンを持っている彼らの車に同乗させてもらって、林さんのイベント集合場所、大麻比古神社へ。
その道中、彼女達の話を聴かせてもらいました。
まず、ジャスミンの彼、貴士(たかし)。
彼は、もともとアメリカで海洋生物学を6年学び、海の生態系を復活させるには、山の豊かさを取り戻さなければ。と、いう事に行き着き、その後アジアの山々を中心に3年放浪。
そして、四国に来て、今は徳島県上勝町という所で、忌部農法を学び、農家を目指している青年。
ジャスミンがアボリジニなら、彼は白人の博識ある青年って感じ。
その貴士と、これまた、日本全国を旅して周り、去年の夏、四国に入り旅をしていたジャスミン。
鳴門のあるイベントで出逢ったそうです。
その時、すでに麻姫はジャスミンのお腹で、すくすくと生まれる準備をしていました。
でも、魂の繋がりをとても大切にする彼らの運命的な出逢いは、父親が違うなんて、そんなチッポケな話関係なく、あっという間に、共に生きていくことに。
そんな二人が、友人二人と共に、自宅出産。
奇しくも、彼が出産の為に、1ヶ月の休暇を申し出て、明日からお休み。っていう日に、生まれたそうです。
素晴らしいタイミング!
お風呂場で、ゆっくり湯船に浸かって、自分のペースで、産んだそうです。お産婆さんも無しです。
でも、彼女は笑顔で言ってました。
「どうしても、自分のペースを大切にしたかったんです。お産婆さんだと、結局お産婆さんペースになったりするし。お産婆さんと出会わなかったから、これは自分達で頑張ろうと思って。でも、本当にスムーズに生まれてくれました。生命の尊さを感じました。何より、親子の絆を感じます。」
へその緒は、当然、貴士が切ったそうです。
私なんて、破水が先になった為に、陣痛促進剤を飲まされたし、分娩台の上で不自然なかっこで産んだし、正直、お産に、あまりいい印象が無い。
もしかしたら、そんな経験をした女性が無意識の中で、お産に対する嫌悪感があって、出生率が下がっているのかも。
もし、私が出産するチャンスがあれば、自宅出産してみたいなぁ。
麻姫ちゃんは、生後4日から外に出ているだけあって、生後3週間で、すっかり首が据わり、目がしっかりしている。何かを伝えているような笑顔も見せる。
「麻姫は、確かに体は大人と違って小さく、世話が必要だけど、全部見ています。全部聴いています。そして、全部分かっています。どんなに小さくても、この子は既に、一人の人間です。コミュニケーションもとってきます。」
子どもとは、親が育てるもの。親が教えてやらないと、何も分かって無い。なんて観念は、彼らの中には一切無く、すでに1個人としての人権と、尊重を持って、麻姫と関わっています。脱帽です。
さらに、私が一番カルチャーショックだったのは、自宅出産の醍醐味は、なんと!“胎盤が食べれる”ことなんだそうです。
「最初刺身で、食べて、翌日、調理して食べた。」そうです…。
感触は、スナズリって、感じなんですって。
えーーーーーーー。って、ぶっ飛んだけど、思えば、犬は全部食べると聞くし。何といっても、赤ちゃんに栄養を送る貯蔵庫のような所。最高に栄養価が高いはず。
産婦さんが食べると、とっても元気になるそうです。
理にはかなっているよなぁ・・・。
胎盤食べたんだって。と、翌日、再合流した万里子さんに話すと、ケロッとこんな言葉が帰ってきました。
「そうよ。一度自宅出産を経験して、食べた事がある人は“誰かが産んだ”と、聞くとみんな集まってきて、胎盤パーティーするんよ。」
キャーーーーーーーーーー。
今までの常識や観念が、音を立てて崩れていく…。
恐れ入りました。
たかし曰く
「もし僕らの子が生まれたら、とりあえず、小指の先ぐらい食べてみたいなぁ。美味しかったらもっと食べるぅ」
私も、好奇心から、食べてみたいような、怖いような…。
美味しい胎盤が食べれるためにも、食や、日頃使うシャンプーやリンス、化粧品には可能な限り、気を使いたいものです。母なる地球の為にも。
とにもかくにも、ネイティブな智慧には、いつも驚かされると同時に、いかに人々の生活がそれと切り離されてしまっているかを、痛感します。
そうそう、彼らは、ヘンプリズム志国プロジェクト 徳島上勝支局になってくれました。
ネイチャーで、インターナショナルで、ファーマーな同士が増えました。
ありがとう!これからも、いろいろ教えてね。



